コラム
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作成日:2023/08/08
「採用で失敗すると教育では取り返せません」



採用という行為は、企業と求職者(応募者)の両方にとって重要な場面となります。
求職者(応募者)にとっては新たなキャリアの始まりを、企業にとっては企業の成長を促進し、競争力を高める要素となるからです。
しかし、採用の過程での誤りや失敗は、後から取り戻すことが難しいことがあります。
 
まず、採用での失敗がもたらす影響を考えてみましょう。
適切な選考プロセスを経ずに採用した場合、その人物が求めるスキルや企業文化との不一致が生じる可能性があります。
これにより、業務効率の低下や職場のモチベーションの低下といった問題が発生するかもしれません。
また、採用ミスが起こってしまうと再び採用のプロセスを行う時間やコストがかかります。
 
入社後の教育での補完も重要であり可能ではありますが、採用後にスキルやパフォーマンスのギャップを埋めることは容易ではありません。
したがって、採用ミスを「教育で取り戻す」という発想は、結果的にはコストや労力の浪費となる可能性があります。採用段階で適切な選考プロセスを行うことは、これらの問題を事前に予防する重要な鍵と言えるでしょう。
 
では、どのようにして採用ミスを防ぐべきでしょうか?
まず、明確な求人要件と選考基準を設定することが重要です。
また、面接や評価テストを通じて、求職者のスキルやパーソナリティと企業の文化やニーズの適合度を評価することが大切です。
さらに、選考委員のトレーニングや経験の共有など、選考プロセスの品質向上に努めることも欠かせません。
 
採用は、人材を企業の成長エンジンとするための重要なステップです。
採用の失敗を防ぎ、適切な人材を採用することは、長期的な成功に繋がるポイントであり、教育での取り返しは難しいことを肝に銘じておくべきです。
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桐生社会保険労務士事務所
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